こんばんは。言葉をつむぐ「心が伝わる話し方教室」主宰の松本尚子です。
今日はバレンタインですね。本命、義理、友チョコなど時代を経ていろいろなバレンタインのイベントが展開されていますが、現役(?)ではないのでよく分かっていません。
中学生と高校生の時に好きな男の子に勇気を振り絞って渡したバレンタインチョコ。ドキドキなんて言葉では言い表せないくらい緊張して渡した記憶があります。今となってはいい思い出です。
以来、私はバレンタインを卒業して本命も義理も渡したことがありません。当然夫にも渡したことはありませんでした。
結婚して初めてのバレンタインの日、恋人同士のイベントだと思っていましたし、すでにこのイベントを卒業していた私は全くのスルーでした。
ところが、私からもらえるとずっと楽しみにしていた夫はショックが大きかったようで、若さもありびっくりするくらい文句を言ってきたのです。
「ずっと楽しみにしていたのにそれはないんじゃないの。何でチョコがないの。」と。
びっくりした私もまだ若かったから呆れて言い返してしまいました。
「大人になってそんなことを期待していたの?私はとっくに卒業しているし全く関心がないんだけど。」と。
当然すれ違いからの喧嘩へ発展。相手のことを思いやる心が伝わる話し方ゼロですね。
翌年からバレンタインが近づくたびに忘れないようにとビクビクしていました。
家族ができてから、夫へのプレゼントとして渡して家族みんなで食べるようにしたのですが、ひとり2個になったとまた文句を言ってふて腐れてしまった夫。
私には未だ理解できないことですが、夫はバレンタインに対してどういう人生を送ってきたのだろうか・・・もしやずっと憧れ続けていたのだろうか(笑)
そんな夫のために毎年買いに行っていましたが、今年はコロナ禍で百貨店に買いに行けず通販にしました。生チョコ20個!と思って買ったら届いたのは想像より小さ~い。しかも家族5人で割ると4個ずつ。


ただ、今年の夫は成長していたのです(笑)何も言わず「ありがとう」と言って食べていました。
結婚から20年、ようやく夫がバレンタインチョコに執着しなくなりました(笑)
そうなると何だか来年からはちょっと工夫を凝らしてサプライズで悦ばせられるようなバレンタインデーにしていこうかなあと思いました。
相手の悦ぶ姿を想像して行動したいなと思ったのです。成長した夫から学んだ今年のバレンタインデーでした。